2021年秋の明石ジギングですが、フグが大量発生していて、ジギングをしていても、タチウオテンヤ釣りをしていても大迷惑していますが、そんな中、今年はシオ(カンパチの幼魚)も、よく釣れていますね。
僕も今回、ようやくシオをジギングでゲットしたので調べてみました。
トップの画像がそのシオで、この刺身の画像はシオとハマチです。

手前の白い方がシオで置くがハマチです。
カンパチは出世魚
カンパチは出世魚です。
成長の度合によって呼び名が変わる魚です。加えて、日本各地で呼び方が変わります。
東京では成魚になるとカンパチと呼び、幼魚のうちはショゴと呼びますが、関西ではシオ(60センチまで)-カンパチ(60センチ以上)と呼ばれています。
カンパチの生息域、分布
カンパチは、地中海やメキシコ湾を含む全世界の温帯、熱帯域に生息します。
日本でも北海道の太平洋側~九州南岸、伊豆諸島や小笠原諸島、日本海側では青森県~九州沿岸部、沖縄や周辺の離島を含む東シナ海周辺や瀬戸内海と、非常に広範囲に分布している魚です。
成長に適した水温が20~30度であるため、日本近海のカンパチは春~夏に列島沿岸を北上し、冬~春は南下するように回遊しています。
カンパチの生態と習性
カンパチは回遊しながらイワシやアジ等の小魚、頭足類や甲殻類を追って捕食します。
幼魚のうちは、群れで行動することが多く流れ藻などの漂流物に付いていますが、大型になると群れでの回遊に加え根周りに単独で居着くようにもなります。
カンパチの旬
日本近海のカンパチの旬は、小型のものであれば秋、大型のものは秋~冬になります。
産卵期である3月~9月の間は身の味が落ちると言われており、産卵直前のカンパチが最上とされています。
旬のカンパチは脂が乗り、その刺身は絶品だそうです。
カンパチの食べ方
刺身
魚臭さが少なく、身の味の濃いカンパチは、刺身で非常においしく頂けるお魚です。
釣り立てを船上で、なんてこともできるのも釣り人の特権ですが、美味しくいただくには多少熟成させた方がよりうまみが増して美味しく頂けます。
血抜きや神経締め等を施したうえで2、3日冷蔵保存することで、さらにおいしく頂くことができます。
カンパチのカマ焼き
カマは、良質な脂がのっている身よりもおいしいとされている部位です。
魚は基本的に骨や、川に面した部分が美味とされています。
特にカマの部分は、エラやヒレの筋肉が集中している部分で、良く動いている筋肉ほどおいしいとされている魚ですので、身よりも好む人がいるほどです。1品料理としても、お酒のつまみにも最適です。
カンパチのあら煮
アラ煮の魅力は、まずは何といってもアラが安く手に入るというところです。
身の部分の半値以下で手に入ることも珍しくありません。
しかも、味が悪いからという訳では決してなく、むしろヒレや、頭等の筋肉の多い部分ですので、使い方によっては非常に美味な部分です。
身のしまった硬い部分が多いので、アラ煮にしてゆっくり煮込むことで、非常においしく柔らかい、とても美味しい料理になります。
カンパチの釣り方
明石ジギングのタックルとシャクリ方などを解説しています。
さいごに
今回、シオとカンパチについてまとめました。
参考にして頂ければ幸いです。