リールのハイギアとローギア、最近では、エキストラハイギアやミディアムギアなんかも発売されていて、どれを買おうか悩んでしまいますよね。
基本的なところから解説すると、リールのギア比はハイギアとローギアの2種類になります。
エキストラハイギアはハイギアの上、パワーギアはローギアと同じです。
ハイギアとローギアの違いはギア比の違いになります。
よく自転車に例えられますが、ペダル(リールの場合はハンドル)を1回転でより多く進むことができますが重くなる方がハイギア。
1回転で進む距離は短くなりますが、軽い力で進める方がローギアになります。
リールのギアも自転車と同じでハイギアはより速く巻くことができますが重く、ローギアは巻くスピードは遅くなるものの弱い力で巻くことができます。
リールは自転車のようにギアを変えることができませんので。
ハイギアリールとローギアリールの2種類があます。どちらも見た目にはあまり変わりませんが特徴は大きく異なります。
基本的に巻きスピードを重視するときはハイギア、パワーを重視するときはローギア(パワーギア)と言われています。
今回はハイギアとローギアのメリット、デメリットの記事になります。

リールのギア比とは?
ギア比とはリールのハンドルが1回転する間にスプールが何回転するかということの比率になります。
リール内部にはドライブギアとピニオンギアというギアがありこのギアの歯数の比率でハイギアかパワーギアかのギア比が決まります。
リールの最大巻上長 = スプール径 × ギア比
最大巻上長はギア比と密接な関係になります。
最大巻上長は、リール1回転で回収できる糸の最大の長さになり、スプール径×ギア比になります。
ジギング等でたなを重点的に攻める時に、この最大巻上長とハンドルの回転数は非常に重要になります。

リールのギア比|ハイギアのメリットとデメリット
メリット
ルアーを速く回収できるのでキャスト回数が増える。
フォールのあたりが出た時、糸ふけを素早く巻けるのでフッキング体勢に素早く移行できる。
巻き合わせの時、巻きながらフッキングすることでよりフッキングスピードが上がります。
ストップ&ゴー等、急激な速度の変化をルアーに与えてリアクションバイトを誘う時に効果的です。
根やカバーにいる魚を素早く引き離すことができる。
感度が高い。
デメリット
大物が釣れた時にリールのパワーで魚を上げれません。
1巻き目が特に思い。
寿命が短い。
※エキストラハイギアの場合、上記のメリット、デメリットが顕著になります。

リールのギア比|ローギアのメリットとデメリット
メリット
パワーがあるので大物を上げる時にハイギアに比べ上げやすいです。
引き抵抗の強いルアーの扱いが楽です。
デメリット
回収が大変。
感度が悪い。
リールのギア比|どちらか1つしか選べないとしたら…
ハイギアとローギアのどちらか1つしかと用意できないとなった場合は、絶対にハイギアを選んでください。
一概には言えないですが、どちらかとなればハイギアがある方が色々な点で有利になります。
僕が使用しているリールのパターンを記載しますので参考にしてください。
明石ジギング~ベイトリール:HG。スピニング:XG。
日本海ジギング~スピニング:XG、PG。ベイトリール:HG。
明石タイラバ~ベイトリール:HG、PG。
明石タコ~ベイトリール:PG。
タチウオジギング~ベイトリール:HG。スピニング:XG。
イカメタル~ベイトリール:HG
オモリグ~スピニング:HG
僕がよく使用しているリール
シマノ ステラ SW 8000HG~ジギングで使用
パワーと耐久性に秀でたシマノの上位機種。ボディ形状からドラグ、ラインローラーまでタフな機能を搭載したソルトウォーターのスピニングモデル。素材の堅牢さ、海水の侵入をはばむ構造、大物に対峙できるドラグなど、様々な角度から徹底した強さを追求したシリーズ。
高負荷時でもパワフルに巻き上げられる
これまでピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し、特殊低摩擦ブッシュで支持することでメインシャフトの摺動抵抗を大幅に軽減。
さらに、メインシャフト自体に特殊表面処理を施し、さらなる低摩擦化に成功。シマノ社内テストでは、回転トルク約30%低減に成功。
高負荷時でもパワフルに巻き上げられる
これまでピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し、特殊低摩擦ブッシュで支持することでメインシャフトの摺動抵抗を大幅に軽減。
さらに、メインシャフト自体に特殊表面処理を施し、さらなる低摩擦化に成功。シマノ社内テストでは、回転トルク約30%低減に成功。
シマノオシアジガー Fカスタム 1500HG ジギングで使用
フォールレバーを搭載したオフショア用リール
斬新な形状のフォールレバーは親指1本で瞬時の操作が可能。フォールスピードのみならずジグの水中姿勢をも自在にコントロールし、フォールでの誘いを一層確かなものに。
インフィニティドライブとマイクロモジュールギアによる滑らかで力強い巻き上げ、高い剛性・耐久性、スムーズなドラグ性能などジガーが誇るテクノロジーは旧モデルから継続。
操作性をさらに高めたフォールレバーを搭載
より戦略的なフォールを実現するため、オシアジガーFカスタムには凹みを施し、フォールレバーを搭載。
徹底的な実釣によって導き出した新形状が、大胆な操作から繊細な微調整まで親指一本で可能になった。
高い防水性能
防水壁と特殊撥水グリスを併用し、高い防水性能を実現。
スプール内部にも防水壁を設け、スプール軸ベアリングへの海水の到達を阻む構造。
ベアリングの耐食性も向上し、スムーズな回転に貢献。高耐久なオフショア仕様へとさらに進化を遂げた。
オシアコンクエスト 200HG~タチウオジギング、イカメタルに使用
『オシアコンクエスト』は、シマノのリールテクノロジーを結集して強靭さ、滑らかさ、操作性を可能な限り高めたオフショア用両軸リール。剛性の高い「HAGANEボディ」をはじめ、ドライブギア、高耐久クラッチなど内部パーツのひとつ一つを徹底的に強化、大型魚のパワーにもひるまない強靭さを誇ると同時に、どこまでも滑らかなマイクロモジュールギアの回転性能がアングラーの負担を軽減。ライトラインを駆使した現代のオフショアゲームにおいて、その真価を惜しみなく発揮する。多彩なラインナップがオフショアゲームの領域を拡大する。タイラバやタコ釣りとの併用もできます。ライトジギング全般にも対応できます。
シマノ スピニングリール ツインパワー 4000XG~オフショアジギングに使用

従来のX-SHIP構造は、ピニオンギア両端をベアリングで支持することで軽い巻き上げを実現した。今回のNEWモデルには、その構造をより進化させたインフィニティドライブ構造を搭載。これまでピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し、特殊低摩擦ブッシュで支持することでメインシャフトの摺動抵抗を大幅に軽減。加えて、メインシャフト自体に特殊表面処理を施し、さらなる低摩擦化に成功。回転トルクを従来比約30%低減※し、高負荷時でも積極的に巻き上げられるパワフルなリールへと進化した。
※当社比較テストによる
テイルウォーク エラン ワイドパワー~タコに使用
エランワイドパワー オクトパススペシャルはパワーノブと国産PEライン付き。「ドラグパワー12㎏」衝撃のデビューから関西エリアで爆発的な人気を誇り一時、品薄状態になったエランワイドパワーオクトパスSP。2017年はオクトパスSPⅡとなり、国産YGKラインPE3号200Mとさらなるグリッピングを約束する43㎜パワーノブを出荷時に標準装備。
さいごに
釣りごとに適した大きさのリール、適したギア比があります。
全部、揃えるのは難し過ぎる部分でとなりますので、経験の中で自分に合ったリールを見つけてくださいね。