トンボジギング、トンジギと略されたりすることもありますが、ジギングでビンチョウマグロを狙う釣りのことです。
ビンチョウマグロは胸ビレが長くトンボのように見えることから、地域によってはトンボと呼ばれています。
ちなみに大型のものをタネトンといいます。タネ(種)を持ってる(繁殖行動できる親)サイズからタネトンというらしいです。
トンボジギングのシーズン
新しい釣りのため、はっきりとしたことは、まだまだ解明されていませんが、イメージとしては10月~5月までで低水温の時がメインの釣りになります。
ポイント
水深が300~1000メートルを超えるポイントでも釣りをしますが、基本的に底を取ることはありません。
ターゲット
ターゲットはマグロ類のキハダマグロ、トンボ(ビンチョウマグロ)、カツオ等になります。大型のキハダがヒットすることもあります。それも魅力のひとつです。
トンボジギングの釣り方の基本
トンボは30m~100mの層を回遊していることが多い魚です。底を取り、根やかけあがりを狙い打ちして釣るのではなく、船を流して回遊してきたところを狙うスタイルの釣りになります。
目安として100m~30mをドテラ流しで探っていくことが多いです。感度が入ると船長から何メーターで反応ありアナウンスがあるので、その時は指示だなにジグを直撃させてその範囲をシャクってください。
イメージとしては100mまでたなをとる→30mまでジャークを入れながら巻き上げる→100mタナをとる→30mまでジャークといった流れです。着底の代わりにたなを取るイメージです。
もちろん潮、風の状況によってジグが流されるので、状況によってラインの出す量や、ジグの重さを変えて下さい。狙っているたなにジグが無いと釣る事ができません。
ラインが流れ過ぎて、たながぼやけた場合、ジグを回収し再投入することで、狙ったたなを探りやすくなります。
スピニングの場合はワンピッチで、広くサーチしてください。ベイトの場合はフォール意識して狙いのたなで何度もフォールを演出してください。
スピニング、ベイトどちらにもメリットとデメリットがあります。狙いのたなが明確かどうかで使うタックルが変わります。好みもあると思いますが、どちらも用意しておく方が準備万端です。
トンボジギングのタックル
スピニングタックル
基本的に4番5番を使用しています。
ロッド: PE3、4号がシャクれるロッド
リール: 8000~10000番
ライン: PE3~4号(たなを探るので必ずマーカーのある物を使って下さい)
リーダー: フロロ14号~20号
ジグ :150g~350g
アシストフック:フロントのみにシングルフック
ベイトタックル
基本的に4番5番を使用しています。
ロッド: スロージギングロッド300gくらいまでシャクれるロッド
リール: 2000番~3000番(1500番でもできますが、上げるのに時間がかかり、ほかのお客さんに迷惑がかかります)
ライン : PE3~4号(たなを探るので必ずマーカーのある物を使って下さい)
リーダー: フロロ14号~20号
アシストフック:フロント、リア共にセットしてください
トンボジギングのジグ
基本的にはシルバー系を使用しています。
どてらで流すので、流れる角度でジグの重さを調整してください。
250g使用の場合は基本的にジェイライクプロダクトのクーダーを使用しています。
300g以上必要な時、友人はウロコジグや、あいやージグを使用しています。
トンボジギングのアシストフック
タックルの部分でも記載いしましたが、基本的にスピニングタックルの時はフロントのみにシングルフック、ベイトの時はフロント、リア共にセットしています。
スピニングタックルの時には広範囲を広くサーチしますのでフロントのみのシングルフックをおすすめします。
おすすめはオーナーのブルーチェイサーの11/0です。9/0を使用することもあります。
がまかつの貫の6/0も使用しています。
ベイトタックルの時は、重点的にタナを攻めますので、フロント、リア共にフックはセットしてください。僕のおすすめはオーナーのツインチェイサー9/0になります。
さいごに
ギャンブル的な釣りの要素もたくさんありますが、非常に面白い釣りになりますので、是非、挑戦してみてください。